《MUMEI》
好きかも・・・
「今日は・・ありがとっ。」
私は隼人にお礼を言った。
「そうだ。今度何かあったら連絡してこいよ。」
そう言って、メルアドと、電話番号を書いた紙を私にわたした。
「・・うん。」
内心、ちょこっと嬉しかった。
拓海が死んだのに・・・。
私は少し暗い顔になった。
「どーしたんだよ!また暗い顔して・・・。」
「ううん。なんでもない。」
私は首を横にふった。
「そうか・・・?」
「・・ぅん・・・。」
どうしよう・・。また泣きそう。
「別に・・我慢しなくていいじゃん。いっぱい泣けば?」
その言葉と同時にまた涙がこぼれた。
隼人は、私の頭をポンポンッとなでてくれた。
やっと落ち着いた。
「ぁ、あのね。」
今日あったことを全部話した。
聞いてもらいたかったのもあるけど、何より隼人に知ってほしかった。
「そうか・・・。」
隼人は私の話をしっかり聞いてくれた。
すると、
隼人が私をぎゅっっと抱きしめてくれた。
「つらかったよな、でもお前が悪いんじゃないんだぞ。」
「・・・ちがうよ。私がわるいんだ・・・。もっとはやく注意しておけばこんなことには・・・。」
それを聞いた隼人は私をもっと強く抱きしめた。
「お前が悪いんじゃない!」
その言葉をきいて、私はまた涙が出てきた。
少し、安心した。
でも、やっぱり私は悪くない。なんてはっきり言えないよ・・・。私には・・・
「本当に、今日はありがとう。」
隼人は私を家まで送ってくれた。
「いいよ。べつに・・・。それより、メール。用がなくてもしてこいよ!俺からもする。」
「うん・・!」
笑って言えたかな・・・?
言えたよね。だって、隼人が私を笑顔にしてくれたもん。
私は、家に帰るとお風呂に入り、自分の部屋に行って、携帯を手にした。
『今日は、本当にありがとう。
おかげで、少し楽になったよ。』
送信。
「ふぅー。」
私は、ベットに横たわった。
♪♪♪〜〜
携帯がなった。
がばっ!!!
っとベットから起きると、携帯を手にした。
『いいよ。
そんなこと気にすんなって。
もう少し落ち着いてからでいいからさ、今度どっかいかない?』
私はそのメールを見ると、ガッツポーズをしていた。
はずかしぃ・・・。
でもドキドキがとまらないなか、メールをうった。
『うん。
いいよ(^ω^)
いつにする?』
そ、送信!
心の中でそう思いながら送信ボタンを押した。
心臓がバクバクだった。
もしかして・・・
隼人のことすきになっちゃった・・・?
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