《MUMEI》
ネコ探し 〈おれ〉
家に帰って、ゴジラの散歩に行って、また家に帰って。


やることが、無くなった。


ゴジラは蓬田に会えなくて不機嫌だった。


…白猫でも、探そうか。



ふと思い立って、立ち上がる。



「お前も行くか??」



一応ゴジラに訊ねると、
ぷい、とそっぽを向かれた。



…仕方ねーじゃんか。


おれだって―…



…ん??



…『おれだって』、何だよ??



あーもー、わかんね!!!



おれは、ゴジラがふて寝する蓬田の部屋を後にした。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫