《MUMEI》
不思議な感覚
『也祐!』


俺は思わず嬉しくて、也祐に抱きついた。


この時の俺の身長は、也祐の腰より少し高い位で、俺は也祐の腰にしがみつくような形になった。


『入ろう、祐也』


也祐は、俺をそっと引き離すと、服を脱ぎ始めた。


『うん!』


俺もすぐに服を脱いだ。


『大きくなったね、祐也』
『ヘヘッ』


也祐にほめられ、俺は笑みが溢れた。


そして、俺達は普通よりかなり広い風呂場に入った。

『洗ってあげるよ』


そう言って、也祐は俺を座らせた。


也祐は優しい手付きで髪を洗ってくれた。


いつもと変わらない、懐かしい手付きが俺は嬉しかった。


しかし。


俺の体を洗い始めた也祐の、いつもと違う手付きに、俺は不思議な感覚に襲われた。


優しいのは、かわらないのに…


『ンッ…也祐…。くすぐったいヨッ…』

『…嫌かい?』


也祐は、俺の乳首を強めに擦った。


『…嫌じゃ、なくて、何か、変…』

『可愛い、祐也』


モジモジする俺に、也祐が久しぶりにキスをしてきた。


『口、開けて』


言われた通り、口を開けると、也祐は深く唇を重ね、舌を入れてきた。

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