《MUMEI》

「‥‥‥‥‥‥‥」

何だか──

寂しいです。

琉輝椏様が一生懸命

僕の為に猫耳を作ってくれている‥

のはありがたいんですが‥

全然構ってもらえません(涙)

僕は

琉輝椏様の背中を見つめて──

ただ

振り向いてくれる事だけを願っていました──。

「琉輝椏様‥?」

でも琉輝椏様‥

僕の声は全く聞こえていないようで‥

猫耳製作に没頭してしまっています‥。

僕は‥

猫耳が完成するまで

待っているしかないようです──。

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