《MUMEI》

塁羅は綺嘉を後ろに下げ、前に出て三又槍を出した。


「もう動いていいのか?」


瑠姫麗は立ち上がりながら、塁羅に聞き試験管をしまった。


「僕は吸血鬼に関する報告書を読みました。蓮邊さんを殺しに来たんですか。」


「なんでお前が…。最初は蓮邊綺嘉、半吸血鬼を始末する方向に進んでいた、だがそれは本日付で取り消しになった。」


「えっ?じゃあ蓮邊さんは…。」


「あぁ、始末リストから外された。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫