《MUMEI》
地獄に舞い降りた天使
どのくらい時間が経ったのだろう――…?



彼女は泣き止まない僕の頭を抱きしめ…



――…チュ……



そのやわらかな唇で僕の額や頬にキスをしてくれたんだ…



――…エグッ……エグッ……


僕がようやく泣き止むと……




――…チュ……


彼女の唇は、僕の唇を優しく慰めてくれていた――…




僕は気が遠くなり――…



彼女の華奢な身体を思わず抱きしめた――…





「ぁ……スネオさん……?」



…気がつくと僕は――…





…あろうことか、彼女を床に押し倒していたんだ…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫