《MUMEI》
6#少年床夜の夢(性描写あり注意)
「ふぁっ…あ、、、んっんっ」

障子から差し込む月明かりに少年の細い線が浮かび上がる。
大切に扱わなければ簡単に折れてしまいそうな華奢な身体に乱暴にも思える愛撫が繰り返されていた。

着物のはだけた少年の胸元に顔をうずめ、佐々木は苦しそうに呻く。
「あぁ、会いたかったよ…。私が来ない間、誰かに抱かれてたのかと考えるともぅ…」

ふいに小柄な少年の身体が宙に浮く。
佐々木の大きな体躯にすっぽりと収まり抱きかかえられ、口づけを繰り替えす。
「ん、、はぁ、、ささ、、き、様ぁ」
口付けの隙間から漏れる少年の甘い声に佐々木の行為はさらに激しさを増していく。

チュ……クチュ…ん、はぁ…

「ベッコウ、、毎夜、おまえの事ばかり考えていたよ。」
「ん、、佐々木さまぁ…ぼくも、佐々木様の事を…」
「あぁっベッコウっ」

佐々木の口付けが、ベッコウの首筋をつたい少年の敏感な部分に触れる。

「ひゃぁっ…んくぅ…」
急激な刺激に耐えかねるように少年の体が仰け反る。
静まり返った部屋の中、ただベッコウと佐々木の吐息だけが響き続ける。

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