《MUMEI》

ましろは、ドアを開けた。


「あっ!ましろちゃん!大丈夫?顔色悪いよ。」


そこには風呂敷に何か包んだものを手に持っている音歌がいた。


「すみません。ちょっと具合が悪くて。」


「今日吃驚しちゃったよ、ましろちゃんが学校に来ないんだもん。みんな心配してたよ。」


セツの言ってたとおり、昨日のことは確かに忘れているみたいだ。


「すみません。」


「そんな謝らないで!それより私の作った料理食べてくれるかな?」


「はい、いただきます。」

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