《MUMEI》

「そうなんですか。」


「私もましろちゃんみたいに一人暮らししようかな。

あっそれよりご飯食べようか、私お腹空いちゃった。」


音歌は、風呂敷をとき広げだけ、すると中から立派な重箱が出てきた。


音歌が重箱の蓋を開けると、おにぎりや卵焼き、煮物など美味しそうな和風の食べ物が彩りよく入っていた。


「伊野さん、料理上手ですね!一人暮らし出来ますよ。」


「ありがとう。それと伊野さんって言うのやめてほしいなぁ、ましろちゃんにも音歌って呼んでほしいな。」

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