《MUMEI》
奴隷
「そうだったの………。」


ドラミは、おそらく打ち明けたくなかったであろう、しずかとの秘め事を、ウラオモテックスの力を借りて聞き出してしまった事に罪悪感を覚えた――…。



次々と明らかになってゆく真実――…。


それはキラ……出来杉へと続く細い糸となって、ドラミのなかで紡がれてゆく――…。


その糸を手繰り寄せるようにドラミの思考が激しく巡った…!




――…しずかさんは、野比家の爆発事故のとき、スネオさんと秘密を持ってしまったんだわ…。


――…悲惨な運命に翻弄されるスネオさんに母性本能を擽られて…


…だから私が、しずかさんを家まで送ろうとしたとき不自然に拒絶したのね…?

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