《MUMEI》

あれ、寮の部屋に戻っている……。


「ち……氷室様……」

夢だったのかな……。
痛かったけどいい夢だった……。
嬉しい……。


「話すなその甲高い声が頭に響く!」

氷室様、枕での先制攻撃。


「ハイ、ごめんなさい!あっ、あの……、学校お休みしますか?」

眉間の縦線が苦痛を浮き出している、お可哀相だ。


「余計な心配をするな!」

クッションに第二撃墜をされた。

「ハイ……」

体調が悪そうなのに意外と重厚なピッチングだ。
当たった場所がひりひりした。

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