《MUMEI》 あれ、寮の部屋に戻っている……。 「ち……氷室様……」 夢だったのかな……。 痛かったけどいい夢だった……。 嬉しい……。 「話すなその甲高い声が頭に響く!」 氷室様、枕での先制攻撃。 「ハイ、ごめんなさい!あっ、あの……、学校お休みしますか?」 眉間の縦線が苦痛を浮き出している、お可哀相だ。 「余計な心配をするな!」 クッションに第二撃墜をされた。 「ハイ……」 体調が悪そうなのに意外と重厚なピッチングだ。 当たった場所がひりひりした。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |