《MUMEI》 千秋のお陰で彼の姉、千花様と親しくなれたのである。 絶世の美女で、誰もが彼女を見て胸を高鳴らせた。 近付くことさえも許されないような凄艶さを持つお方である。 千秋の近くにいれば千花様の傍に居れたのだ。 それを知りながら千秋は同室にさせていたのだ。 半ば、虐めだ。 千秋と(むしろ氷室家と関わることも拒絶)は居たくないが、千花様とは居たい……。 そんな葛藤の日々だった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |