《MUMEI》

「ましろちゃん私の家剣道場でね。私、小さい頃から剣道やっていて結構強いんだ。」


音歌は刀を見ながら言った。


ましろは、何も言えず唾を飲んだ。


「ましろちゃんを使って、練習しようと思っているんだ。この刀今日出来たばっかりで、刀の斬れ味が知りたいんだ。」


音歌はニヤリと笑い、刀をペロッと舐め微笑んだ。


その微笑みは、ましろにとって悪魔の微笑みに見えた。



斬られる…

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