《MUMEI》

でも、これで千秋と離れられてせいせいした。
あいつは俺が居なくなって大切さを知る筈



…………はなかった!

俺の代理を立ててきたのだ。それがこの、明石珠緒君だ。

彼はどうやら間違った友人の解釈をしているようだ。


千石の誕生日に彼を初めて見て、詐欺にかかりやすい純粋な瞳だと思っていた。

いや、小学生だと思った。

拉致されたのかとも誤解した。



千秋と同室になる=修羅の道だ……

この子は俺が守る……

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