《MUMEI》
ミス平松の仕事
午後からの授業なんて…頭に入ってこなかった。


…俺、やっぱり…カイルの事が、好きなんだろな…


「結城くん、結城 凛くん…おい、凛!」


「え?はい、なんですか?先生!」


ホームルームで、名前を呼ばれた。


「来週の創立記念日の仮装ダンパ で、君は、ミス平松として〜女装するから、頼んだよ。」


「はい?俺?」


「だって、一年間は、ミス平松学園の行事参加は強制だよ。」


「あ…忘れてた、そう言えば…。」


あ…カイルの視線が痛い。

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