《MUMEI》

暫く歩いていると──

向こうから人が‥

「!?」

あれは‥‥

「きゃあっ(汗)」

「どうした」

咄嗟に後ろに回り込んだ僕にキョトンとしながら‥

琉輝椏様は振り返りました。

「朔夜、何を怯えている」

「ぁ、ぁ、ぁ、あれ‥(汗)」

「?」

「ぃ、ぃ、犬が‥っ(汗)」

「ほぅ、ゴールデンレトリバーか‥」

「か、感心してる場合デスカ‥!?(汗)」

「可愛いな、なかなか(微笑)」

「ぇぇぇぇ‥(汗)」

僕は恐いのですが

琉輝椏サマ‥(涙)

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