《MUMEI》 ≪コン、コン≫ 「‥帰って‥」 「お嬢様、紅茶だけでもお召し上がりになりませんか‥?」 「‥いらへん‥」 「‥‥‥すみません、お嬢様のお気持ちも知らず‥」 「ちゃうねん‥‥ただ‥独りになりたいだけ‥」 「お嬢様‥」 「独りでおったら‥アカンかな‥」 「いえ、‥‥‥‥ですが‥」 「とにかく‥‥ウチの事は気にせんとって‥。ゴハンもいらへんから‥」 暫く扉の前におったみたいやけど‥ 白兎は 静かに下に降りてった‥。 前へ |次へ |
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