《MUMEI》

「じゃあ勳羅さんに、何か武器造ってもらっていないのか?」


「武器は造って貰っていないけど、これ造って貰ったよ。」


湧雄はマントの下から、獣の形をしたペンダントを出した。


「言霊使いって使いすぎると喉が潰れちゃうんだけど、これは言霊を使いながら喉の回復をしてくれるペンダントなの。」


『じゃあ全然疲れないのか?』


「ううん、言霊を使った分だけ体力は減っていくよ。」

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