《MUMEI》

「琉輝椏様ぁ〜、お待たせしました〜///」

僕は

缶ジュースを両手に1つづつ持って

琉輝椏様の所へ戻って来ました。

「どうぞデス///」

「ああ、有り難う(微笑)」

≪きゅんっ≫

琉輝椏様が

笑ってくれました‥///

「朔夜、お前も座れ」

「ぁっ‥、ハッ、ハイ///」



瑠輝椏様がベンチから立ち上がったのは‥

それから少し経った頃でした──。

「帰るか‥。暗くなってきた」

「ぁ‥、ハイっ///」

僕は慌てて

横においていた

空になったジュースの缶を手に

瑠輝椏様に続きます。

明日は月曜日。

寝坊しては大変です。

でも──

僕はまだ知りませんでした‥。

僕達の周りで‥

何かが起ころうとしている事を──。

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