《MUMEI》

「……邪魔だと思った事はありませんよ。中指が無ければ何かと不便でしょうから」
返してきた答えに李桂は安堵を覚え、また歩く事を始める
徐に空を仰ぎ見れば、雲一つ無い晴天
重苦しい空気の中に在って、それだけが唯一の救いの様だと
その時の李桂には思えてならなかった……

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