《MUMEI》

しかし出来杉は、そんな僕に思いもよらぬ命令を下したんだ――…。



「今から家に帰って、僕の命令を待て…。」


「え!?……林檎は…?」


「そんなの後でいい!」


「は!はいッ!」


「いいか?…携帯の電源は切るなよ。」


「はい…」


「あと……僕が命令するまで、絶対に“地下室”に近づくんじゃないぞ…。」


「…え?…なぜ…」「分かったのか!?」


「はい!分かりました!!」



有無を云わさぬ口調に押され、僕は自宅に向かって歩きだした…。



「歩くんじゃない!!走れ!!」


「は!はい!!」



僕はダッシュで自宅に帰ったのさ…。



☆゚・:*:.。○。.:*:・゚☆゚・:*:.。○。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫