《MUMEI》

「あっ、いたいた(苦笑)」

「?」

楠先輩‥。

「ここにいたんだ、2人共(苦笑)」

「アイツらに追い回される訳には行かないからな‥」

「大変だよね‥、はぁ‥」

「騒ぎが収まったらまた皆普通に戻るだろう。それまで待つしかない」

「朔夜君は大丈夫? 何か──トラブルとか」

「ぇ、ぁ‥ハイ、琉輝椏様が‥守ってくれているので‥‥‥‥」

でも‥‥‥

このままずっと

守られているばかりいる訳には行きません‥。

琉輝椏様が傷付くのは‥‥

嫌です‥‥。

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