《MUMEI》

「白黒も黒薔薇の騎士団の一員よ。それに彼は鬼よ。」


「へぇ鬼もいるのか。」


湧雄はキッと綺嘉を睨みつけた。


「綾辻さん、ブラシ。」


「あ、うん。」


塁羅は湧雄にブラシを返した。


「綾辻さんの尻尾、すごくサラサラしていて艶があってすごく素敵ですね。」


「すす素敵!」


湧雄の顔が真っ赤になった。

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