《MUMEI》

素敵なんて
初めて言われた…


この世界に生まれて
72年…
素敵なんて
初めて言われた…


勳羅さんと会うまで
ずっと
1人だったから…


「あ、ありがとう。沢折塁羅。」


「いえ。」


「それと男には気をつけなさい。あなた可愛い顔してるから。」


湧雄は耳元で塁羅だけに聞こえるように言った。


「大丈夫ですよ、僕は男ですから。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫