《MUMEI》
帰路A
大きめの鞄に、詰め込んだのは、ほんの少しの洋服と、密かに貯めていた預金通帳と印鑑だけ…。



『とにかく、早くここを出るんだ―――!!!』



ただその思いだけが、自分を突き動かした。

後ろを振り返ることもせず、駅への道をひた走りながら…

舞い散る桜をあびながら…



『もうこんな所には二度と…戻らない!!』



そう誓って出たこの町に…


11年ぶりに、静かに降り立った―――。

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫