《MUMEI》

病院の中は涼しい。
うん。
涼しいはずなんだけど、


この汗はなんだ?





てか早く話せ。




その思いが届いたのか、
その人が口を開いた。


「んー…
あのさ、この世は何でできてると思う?」




















「は?」






あまりにも期待外れな質問で拍子抜けした。

仕事の話は…!?


しかもその人は、にっこにっこ効果音が出そうなくらい笑ってる。


「いや、はは…
分かりませんね。」


知るかっての。



「じゃこう聞こう。




偶然?必然?

絶対どっちか選べって言われたら?」



あ…
それは
どうなんだろう。





でも、




でもさ、






絶対変えられない運命ってあると思う。

もし、全て決まっていることならば…











「…必然」











「うん、正解。」











その人は笑ったが、
なんか
冷たい目をした気がした。

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