《MUMEI》
それから…
翌日…


「あの…?」


「ん?」


「翔太さん呼んでもらっていいすか?」


「あぁ、ちょっと待って。」


ユキヒロは翔太のクラスに来ていた。


「お〜、何した?」


「あの…


何で俺なんすか?


何で猪狩じゃないんすか?」


「あぁそのこと?


簡単な理由。


猪狩には無理だから。」


「…?


どういうことすか?」


「あいつはボール持ったら自分で行くことしか考えないからな。


もちろん悪いことじゃね〜よ?


その辺はお前も見習った方がいいと思うしな。」


「はぁ…?」


「猪狩をキャプテンにしたらあいつの積極性が失われるかもしんないし、


逆に、今のままならキャプテンは勤まらない。


自己中なキャプテンなんて有り得ないからな。」


「…なるほど。」


「だからお前。


実力だけで選ぶわけじゃね〜からな。


わかったか?


俺は、赤高が強くなる為のキャプテンを選んだつもりだ。」


「でも自分…」


「不安か?


まぁ最初はな。


けどな?


お前がキャプテンになることに誰か文句つけたか?」


「…猪狩が。」


「あいつは別。


他にはいないだろ?


大丈夫だろ。


俺が選んだんだから大丈夫だ。」


「…はい。」


「…絶対上がれよ?」


「…約束します。」

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