《MUMEI》

タマは中学の時、ルームメイトだった志島螢が極秘に育てていた黒猫だ。

歯牙にもかけなかったが奴が居なくなってから始終鳴き喚くので仕方無しに餌をやっていた。



ある時、思い付く。

その、甘えた鳴き声は死ぬ間際にも同等なのか?



思い立ったら実行だった。


普段なら餌を与えた俺が苦痛を与える。
信じ切った所を打ち落とし泣き叫ぶ獣。


タマは十円禿を作り逃げ出した。

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