《MUMEI》

◇◇◇

≪スタ‥‥≫

手摺に寄り掛かりながら階段を降りて‥

壁の陰から

恐る恐る‥

玄関の方を見る‥。

「あれ‥‥‥」

人影はない‥。

もう‥‥

帰ったのかな‥‥。

誰だったんだろ‥?

「まぁ、いっか──」

呟いて戻ろうとした‥‥

その時‥‥‥。

「ん‥‥?」

取り付けてある

郵便受けに‥‥

何か‥‥‥‥‥

包みみたいな物が入ってるのに気が付いた。

◇◇◇

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