《MUMEI》
一方的な命令
スネオは静かに語り始めた。



「…そシて…僕ハ……ヒュゥ…

………………」



☆゚・:*:.。○。.:*:・゚☆゚・:*:.。○。



――…ハァハァ!…ゼェゼェ!


「僕は何をやってんだ、まったく…。」



家に走り着くなり、僕は意味不明な命令に振り回される自分に呆れた――…。


だが、その絶対的な命令に逆らうことも出来ない自分に情けなさも覚えた――…。



僕は、彼に言われた通り、携帯電話の電源を確かめると、地下室にも近づかないよう自室に籠ったんだ…。

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