《MUMEI》

『なんだアキラ?』


「なぁお前が増川ユージで桜田アキラだろ?」


すると教室の入り口で、アキラたちは呼ばれた。


そこには自分のクラスにはいない男子がいた。


しかも片手には、焼きそばパンを持っている。


それが、シンヤとの出会いだった。


「うん、そうだけど。君は?」


「俺は隣のクラスの美食家石川シンヤ。」


『美食家?』

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