《MUMEI》 おじ様「うわわわわわ……今瞬きしたよう」 赤ちゃんを間近で見たのは初めてだ。 「当たり前だろう。」 乙矢は何故か赤ん坊を抱き慣れている。 多分、教えられて器用に覚えたのだろう。 由加里姉が産後実家に帰って来た。 女の子で三葉ちゃんと言う姪っ子も一緒だ。 そして飲み会の為に三葉ちゃんを乙矢に託して消えて行った。(元ヤン 総長) 俺の家には母さんも居る(乙矢父母旅行中)ので乙矢は三葉ちゃんと二人上がり込んでいる。 赤ちゃんは受験生には堪らない癒しだ、生命の神秘。 「抱いてみるか?」 「いいの?!」 乙矢先生に教えられて三葉ちゃんを抱かせて貰う。 肌が柔らかくて手だってまだ小さい。 「……乙矢君が抱いてるとカッコイイのに二郎が抱くとしっくりくるのは我が子ながら複雑だわ。」 母さん、今さらりと息子に傷付くような言葉を浴びせたね?! 「なんか乙兄と並ぶと夫婦みたい。写メっとこ。」 妹の麻美までもが……! 「麻美、それ頂戴。」 コラーーーー 何に使う気だ乙矢あ! 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |