《MUMEI》

でもまた毒が入っていると思うと、怖くて布団から出ることが出来なかった。


「食わないのか?」


ましろは何も答えなかった。


もしかして
ましろは昨日の毒が
これにも入っていると
思っているのか


セツはメロンパンを半分に割って、その半分を口に入れ食べ始めた。


「あっ…。」


「ほら。」


セツは布団を被っているましろに、メロンパンを差し出した。


「大丈夫だ、神が用意したメロンパンだぞ。毒が入ってる訳ないだろ。」


ましろは布団から出て、半分になったメロンパンを受け取った。

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