《MUMEI》
啓示
「コンクリート星人って何?」上男は言った。

「わからない。勝手に思い浮かんだ。これも“散々な目”の一部かも。

あっ、また思い浮かんだ。」

「何?」

「まあ、つまり、説明すると‥
思い浮かんだ言葉を今から言うけど‥‥

でも、その前に言っとくけど

 たまに、身に覚えが無いのに知ってる事とか
 なぜか記憶してる事とかがある。
 それを口に出すかどうかは自由だけど、

 でも、今も同じように、わかってしまうんだからしょうがない。

それを言わない訳にはいかないし。

そういうルールだからね。

でも、何か起こるだろうな、めんどくさい事が。

‥と思うんだよ。」


「一つも言ってる意味わからないけど、話続ける?」

「もうすぐ夢が覚めるから言うぞ。
またお前と会えればいいけど。」

カエルは少し間をおいたあと、ゴホンと咳払いをして、こう言った。

「K・S」

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