《MUMEI》

ロウソクの光が

ゆらゆらと‥

踊るように揺れています──。

綺麗です‥///

「13か‥‥‥」

「琉輝椏様?」

「いや、オレは去年どうだったかと思ってな(苦笑)」

「?」

「アイツがいきなり押しかけて来てな──勝手にパーティーをすると言い出して、一緒にケーキを食べたのを覚えている」

「楠先輩は、琉輝椏様の幼馴染みなんですよね‥?」

「ああ‥厄介者だがな(苦笑)」

琉輝椏様は答えて──

僕に

ロウソクの火を吹き消すように言いました──。

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