《MUMEI》
第二章:神基準〜の話し
「おい、聞いているのか」

唐突に不機嫌な声が私を突き抜けた。

「ほぇ、…………っ何よ。何?」

「あぁ!お前、せっかく説明してやってるのに何してんだよ。ボーとしてんじゃねぇ」

「そんなの仕方ないじゃない。私死んじゃったのよ!アンタのせいでね」

おもいっきり睨むと間宮はプイッとそっぽを向いた。

「わかった、わかった。わかったから取りあえず俺の話しを聞け!それにお前だけじゃない、死んだのは。俺もそうだ」

「アンタも?どういうこと?アンタが死んでるのなら、どうやって私を殺したっていうのよ!」

「それをさっき説明してたんじゃねぇか!いいか、もう一度言うからちゃんと聞けよ」

そういうと間宮は大きく息を吸い込み胸を張ってこんなことを言い出した。

「俺は新しい神に選ばれた。そしてお前は俺の助手だ!!」

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