《MUMEI》

「朔夜、どうかしたか」

「ふぇ‥‥‥‥っ///」

「泣いているのか」

「ぇ‥、ち、違うんですっ。これは、ぅ、嬉しくて‥///」

いけません

いけません‥。

すっかり感涙に入り浸ってしまっていたようです‥。

≪ごしごしっ≫

慌てて涙を拭うと──

僕は琉輝椏様に微笑みかけました。

そして──

ありがとうございます

そう言ったんです──。

琉輝椏様は

そんな僕を見て──

ニッコリと微笑んでくれました──///

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