《MUMEI》

琉輝椏様は

僕の話を聞いて‥

暫く目を丸くしていました‥。

信じられないというように。

でも──

本当なんです。

僕には──

友達がいません‥。

「お前‥本当に‥友達は1人もいないのか」

「ハイ‥。で、でも、大丈夫ですっ。僕には、兎達がいますから(笑)」

「‥‥‥‥‥‥」

「琉輝椏‥様?」

「なら‥‥オレがお前を友達にしてやる」

「ぇ」

「今日からお前は、オレの愛玩兼恋人兼友達だ」

≪ぱぁっ≫

「琉輝椏‥さ‥///」

「いいな(微笑)」

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