《MUMEI》 僕は急いで1階に降りると、ドアの覗き穴から外を窺う…。 すると、凸面鏡のような視界の中に、大きな買い物袋を肩にかけた女の子の姿が見えた。 「しずかちゃん…」 出来杉の予告通り、しずかちゃんが現れたんだ。 でも…、なんでヤツ(出来杉)は、しずかちゃんが僕の家に来ることを知っているんだ? …さては、しずかちゃんの後をつけて…? 僕はドアを開けると『早く早く!』と手招きしながら、しずかちゃんを中に入れる…。 ドアを閉める間際、サッと周囲を警戒したが、怪しい人影などは無かった。 ―――…考え過ぎか……? 僕は、買い物を手伝ってくれたしずかちゃんを伴い、地下室へと向かったんだ――…。 ☆゚・:*:.。○。.:*:・゚☆゚・:*:.。○。 前へ |次へ |
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