《MUMEI》

「はぁ‥‥」

寮の前まで来て──

ようやく‥‥

歩く速度を落とす事が出来ました‥。

「疲れたか」

「ぃ、いえっ、平気デス///」

お姫様抱っこをされるのは‥

ちょっとまだ抵抗が‥///

「あの、そういえば琉輝椏様──」

「?」

「この前の誕生日──ありがとうございました///」

「ああ‥‥、ぁ」

「どうかしましたか?」

「そういえば、プレゼントをまだやっていなかったな‥」

「ぁ、ぃぇ、結構です///」

「何も欲しい物はないのか?」

「もう、頂いてますから///」

「‥?」

「だから、気にしないで下さいね♪」

≪キョトン≫

「‥そうか」

「ハイ///」

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