《MUMEI》
摘み取られる花
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スネオの告白は、ドラミが見た映像の記憶と合致した。



―――…その場面なら、私もスパイ衛星でみたわ…。



ドラミはスネオの話に耳を傾けながら、彼が語る最後の真実にむけて、心の準備を整えた。



「…僕ハ……ヤツに……ヒュゥ…

…嗚呼!…ヤツに!……ヒュゥ…」


スネオは、それまで静かに淡々と綴っていた回想を突然語気を荒らげて語り始めた…。



それは、消える間際のロウソクが最後に激しく燃えるような、弱々しくも怒りの籠った口調だった…!



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