《MUMEI》

☆゚・:*:.。○。.:*:・゚☆゚・:*:.。○。



「うわぁ!もうこんなに減ってるよぉ!」


僕はクーラーボックスの中身が減っていることに激しく狼狽したんだ…。



でも、しずかちゃんは、そんな僕を包みこむように慰めてくれたんだ…。



「スネオさん……元気だして……。私がついてるわ…。」


…ありったけの優しさで――…。




「…しずかちゃん……。」



「…スネオさん……。」



僕にとって彼女は、まさに地獄に咲いた“一輪の花”のような存在だったんだ……。




―――…次の刻までは……!

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