《MUMEI》

その時………



「…う…ぅ…ぅ……」



…地下室の隅から奇妙な声が聞こえたんだ。


とても苦しそうな、うめき声が…




「ちょっと待って!そこに誰かいるの!?」


最初に気づいたのは、しずかちゃんだった…。



「だ!誰かいるって…!?

…この家には僕らしか居ない筈だよ!」


僕は訳も判らず、只その場に右往左往するしかできなかった…。



しずかちゃんは立ち上がって、声のした方へ近づいてゆく…



すると―――…



「あ!…あなたは!」


しずかちゃんの驚きの声が響いたんだ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫