《MUMEI》

「此処どこなの?」

「さぁな!取りあえず何もないただの白い空間だ。この異様な光景をみりゃ、俺達が死んだって無理矢理にでも理解出来るだろ」

本当に何もないただの白。どこまで続いているのかもわからない。だから…………認めざる得ない。死んだってことを。

「アンタが神に選ばれたってどういうこと?」

「やっと話しを聞く気になったか!それは神によって決められた。まぁ正確に言えば元、神だな。つまり俺が神になるまで神をしてた奴によって決められた訳だ」

「どうしてアンタだったの。私が言うのも変だけど間宮って普通っぽいじゃん。まぁ超自己チューってとこを抜けば一般人でしょアンタって?」

「なにげに人の悪口を言うな、この貧乳。元神いわく俺は条件を満たしていたらしい。そして神になる為には生きていては都合が悪いとか言ってあっさり俺は殺されちまった」

「貧乳!!一番気にしていることをあっさり言いやがって!それに身体的特徴で言えばアンタの方が変じゃない!この女男!………そんなのどうだっていいの!そんなことより………神になる条件って何よ?アンタが他の人と違うところって何なの?」

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