《MUMEI》 やがて――… ジャイ子の姿を目の当たりにしたしずかちゃんは、激しく取り乱したんだ――…。 「どうしてジャイ子ちゃんが、このセラーに居るの!?」 僕は呆気にとられた。 血だらけのジャイ子がここに居ることすら訳が解らないのに、彼女の疑いの眼差しが僕に向けられたのだ。 「え!?…知らないよぉ…!」 「スネオさん!これはアナタの仕業なの!?」 「違う!!僕じゃないよ!!」 「嘘よ!!此所に出入りできるのはスネオさん以外にいないじゃない!!?」 前へ |次へ |
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