《MUMEI》

やがて――…


ジャイ子の姿を目の当たりにしたしずかちゃんは、激しく取り乱したんだ――…。



「どうしてジャイ子ちゃんが、このセラーに居るの!?」



僕は呆気にとられた。



血だらけのジャイ子がここに居ることすら訳が解らないのに、彼女の疑いの眼差しが僕に向けられたのだ。



「え!?…知らないよぉ…!」


「スネオさん!これはアナタの仕業なの!?」


「違う!!僕じゃないよ!!」


「嘘よ!!此所に出入りできるのはスネオさん以外にいないじゃない!!?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫