《MUMEI》
奇跡(俊彦視点)
(ちゃんと●リガリ君買ってきただろうな…)


俺は、ゆっくりと振り返った。








(…あれ? 夢?)


夢でも良かった。


とりあえず、…


(触っとこう!)


俺は、ダッシュで


入口に立つ俺の愛しい愛しい蝶子の元に走った。


ガシッ!


掴めた時は感動した。


それに、この…慌てたり照れたりする反応は、間違いなく…


(蝶子だ!)


しかも、現実。


(ありがとう、神様!)


俺は、奇跡に感謝した。


しかも、今日の蝶子は…


ミニスカートなのだ。


今でも十分美脚なのに、最近は年齢を気にしていて頻度が減っていた分、嬉しさも有り難さも倍増していた。


その上、今は…夏。








生足。


(ありがとうございます! 神様仏様!)


俺の頭から●ナドナはすっかり消えていた。


ただ、唯一気がかりなのは…


俺が愛情を込めたせいか、結婚して、蝶子の色気が増しているから…


…高校生にも、狙われる危険があるからだ。


事実、あの祐也君でさえ、蝶子を見て赤くなったのを

俺は、見逃していなかった。

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