《MUMEI》

塁羅たちは歩きながら喋り出した。


『死霊使いについて思い出していたんだ。死霊使いは、死んだ霊と契約することによって扱えるようになる。

その時死んだ霊たちに自分の名前を差し出すんだ。そうすると死んだ霊から新たな名前を貰えるんだ。

ただ霊というのはこの世に存在してはいけないもの、人と霊は違う、生きているものと死んでいるもの。

人と霊が関わることは禁忌に等しいと言われている。そのため、めったに死霊使いが誕生することはない。』


「なんで紫吾はそんなに詳しいんだ?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫