《MUMEI》

「それって…………それってさ………『超迷惑!』なんですけど!」

「あぁ!なんだ?喜ぶと思ったのに迷惑だと!嬉しくないのか?」

「嬉しい訳ないじゃない!アンタ何様のつもりよ」

「いや、俺………神様だけど」

「まじムカつくわねアンタ!アンタとなんか上手くやっていける訳ないじゃない。何考えてんのよ」

「上手くやっていけそうって言ったのは社交辞令みたいなものだ。俺もそんなことは思ってはない」

「ふぐっ!じゃあ何で私なのよ。………まさかストーカー?私の体が目当て?」

「そんな貧相な体に興味はない。それよりいつまでもこんな不毛な争いをしていてもらちがあかない。どうやらお前はこれから天使としてやっていくことに不満があるようだな」

「当たり前よ!私の幸せはラーメンにマヨネーズをたっぷりのせて食べることよ!こんなところに興味はないんだから」

「本当にいいんだな。お前の幸せはそれで!…………じゃなくて天使なんかやりたくないということでいいんだな」

「そうよ、何度も言わせないで」

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