《MUMEI》

2人が忙しくて構ってくれられへん時──

ウチは‥

よく独りで散歩に出かけた。

せやけど‥

決まって迷ってもうて‥‥

帰られへんくなってばっかりやった。

『ぅぅ‥っ(涙)』

せやけどそんな時‥

『アリス』

『ふぇ‥っ?(涙)』

『大丈夫ですか、お嬢様(微笑)』

『ぁ‥‥‥』

2人は必ず来てくれて‥

ウチを連れて帰ってくれてん。

ドコにおったとしても──

2人はウチを見付け出してくれた──。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫