《MUMEI》

ガラガラッ

「うぅ〜疲れた…」

補習の奈々ちゃんが戻ってきた、あまり仲良くないし、喋らないけど。
「…こんにちは…」後から少し小さめの声で挨拶が聞こえた
柚木君である、男の子にしては静かで大人しい。

「でね…「マジで」」「で…だったの」「ふふっ」
ナオと奈々ちゃんが喋っていた…私は奈々ちゃんが苦手…キャピキャピとした感じが私とは合わない気がしてならないのだ
「あの…」
「何?のいちゃん」
「のい、どしたん?」
奈々ちゃんとナオが振り向いて私に言った
「あれ…えっと、何言うか忘れちゃった…えへっ」
「のいってば…」
ナオが呆れていた。

そのあとも二人の会話はつづき、私はモヤモヤとした気持ちで二人の会話を聞いていた、私は基本的にナオや特定の友人としか喋ることが出来ないのだ。

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